姿勢性側湾症の正体

側湾症には大きく分けて2種類あります。 • 構築性側湾症(骨の変形) • 姿勢性側湾症(筋肉や姿勢の問題) 当院に来られる多くの方は、後者の「姿勢性」です。 これは骨が曲がっているのではなく、 筋肉のバランスが崩れた結果、歪んで見えている状態です。 ⸻ ■ なぜ起こるのか? 多くの方に共通するパターンがあります。 • 胸の背骨 → 右に出っ張る • 腰の背骨 → 左に出っ張る このときカラダの中では • 出っ張っている側 → 弱くなっている(サボり筋) • 縮んでいる側 → 硬くなっている(頑張り筋) という状態が起きています。 つまり、原因は 👉 「筋肉のアンバランス」と「日常のクセ」 です。 ⸻ ■ よくある間違った対処法 多くの方がやってしまうのが • 歪みを無理に真っ直ぐにする • マッサージだけで終わる • とにかく筋トレする 一時的には楽になりますが、すぐに戻ってしまいます。 なぜなら原因である 「使い方」が変わっていないからです。 ⸻ ■ 改善のための3ステップ 姿勢性側湾症の改善には、順番がとても大切です。 ⸻ ① 硬い筋肉を緩める まずは頑張りすぎている筋肉を緩めます。 例えば • 背中の片側 • 腰の片側 • 肩周り ストレッチや軽い体操、呼吸で十分です。 👉 ポイント 強くやりすぎないこと ⸻ ② 弱い筋肉を使えるようにする 次にサボっている筋肉を働かせます。 代表的な運動 • 肩甲骨をコントロールする運動 • 体幹の安定をつくる運動 • 片脚立ちや股関節の運動 ここで大切なのは 👉 「鍛える」ではなく「使えるようにする」 という考え方です。 ⸻ ③ 動きを変える(最も重要) ここが一番重要です。 どれだけ運動しても • 片側に体重をかける • 足を組む • 同じ側ばかり使う このクセが残っていると、必ず戻ります。 当院では • 立ち方 • 座り方 • 歩き方 まで細かく確認し、修正していきます。 ⸻ ■ 実際の変化 正しく運動療法を行うことで • 姿勢が自然に整う • 左右差が減る • 肩こり・腰痛の軽減 • 歩きやすくなる といった変化が出てきます。 特に多いのが 👉 「気づいたら楽になっている」 という感覚です。 ⸻ ■ 改善までの目安 • 軽度 → 数週間〜1ヶ月 • 慢性 → 3ヶ月前後 ※日常生活の見直しができるかで大きく変わります ⸻ ■ 最後に 姿勢性の側湾症は 「年齢のせい」でも 「体質」でもありません。 正しくカラダを使えるようになれば、 何歳からでも変わります。 大切なのは 👉 原因を知ること 👉 正しい順番で整えること です。 もし今 「どこに行っても変わらない」 「また戻ってしまう」 そう感じている方は、 一度ご自身のカラダの使い方を見直してみてください。 カラダは、必ず変わる力を持っています。