88歳のおばあちゃんでも、身体は変われる

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88歳のおばあちゃんでも、身体は変われる

「もう歳だから仕方ないですよね…」

そう言われ続けてきた88歳のおばあちゃん。

診断名は脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア・変形性腰椎症。

長年、整形外科に通い、強い薬を飲み、けん引治療も続けてこられましたが、症状は改善しませんでした。

一番つらかったのは、

椅子に座って食事をしたあと、立ち上がれないこと。

特に大腿部後面(太ももの裏)の強い痛みがあり、立とうとすると痛みで身体が固まってしまう状態でした。

「このまま歩けなくなってしまうのではないか」

そんな不安を抱えながら、息子さんの紹介でくま接骨院・整体院に来院されました。

初めて身体を診させていただくと、年齢以上に

頑張りすぎている筋肉がガチガチで、

一方で、本来使われるべき筋肉はほとんど働いていない状態でした。

そこで行ったのが、

MSM治療による“頑張り筋”を緩める施術と、

“サボり筋”を目覚めさせる運動療法です。

正直、88歳という年齢を考えると、簡単な道ではありません。

ですが、このおばあちゃんは違いました。

「自分の足で、もう一度ちゃんと立ちたい」

その気持ちが本当に強く、

痛みが出ない範囲での運動療法を、毎回一生懸命取り組まれました。

動きはゆっくりでも、手を抜くことは一切ありませんでした。

施術と運動を重ねるうちに、

あれだけ強かった大腿部後面の痛みが、少しずつ軽くなってきたのです。

ある日、施術後に椅子から立ち上がる時、

「今日はスッと立てました」

と笑顔で言われた瞬間、胸が熱くなりました。

長年の痛みが、年齢のせいでも、病名のせいでもなく、

身体の使い方と筋肉のバランスだったことを、

おばあちゃん自身が実感された瞬間でした。

その場で一緒に喜びました。

施術者として、これ以上嬉しい瞬間はありません。

年齢は関係ありません。

「もう無理」と諦める前に、

身体はまだ変われる力を持っています。

同じように長年の痛みで悩んでいる方、

一歩踏み出す勇気が、未来を変えるかもしれません。